こども園のこと
園の概要
種別 | 幼保連携型 認定こども園 |
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運営主体 | 学校法人 七郷学園 |
名称 | 蒲町こども園 |
目的 | 教育基本法,児童福祉法及び認定こども園法,幼保連携型こども園教育・保育要領に示すところに従い,教育及び保育を一体的に行うことを目的とします。 |
職員 | 園長,副園長,主幹保育教諭,主任保育教諭(教育部・保育部),保育教諭,栄養士,事務,主事,バス添乗,バス運転手等 |
対象年齢 | 1~5歳児 |
利用園児数 | 204名(1歳児=11名,2歳児=12名,年少=61名,年中=60名,年長=60名) ~令和4年度~ |
開設年月日 | 平成29年4月1日 |
所在地 |
〒984-0037 仙台市若林区蒲町42番10号 TEL 022-285-7015map |
アクセス | 仙台市営バス「蒲町小学校前」から徒歩3分,蒲町小学校の西隣りの緑色の屋根の建物 |
園長挨拶
蒲町こども園は,幼稚園の時期を含め開園して39年目となります。地域の有志の方々が立ち上げ,地域に支えられてきたこども園です。
当園の子どもたちは,「自分で選び」「共に考え」「何度も挑戦する」という三つのキーワードをもとに,「うきうき・わくわくタイム」(ホームページ「教育・保育について」を参照)に取組んでいます。子どもたちには,とても人気のある活動です。
私たちが大事にしていることは,子どもが取り組みたい活動を自分で選択し,方法や手順を友達や先生と一緒に考えるようにしていることです。子どもたちの活動は,いつも成功するとは限りません。失敗することの方が多いかも知れません。先生方は,子どもたちが途中で諦めることなく,何度も挑戦できるよう応援し見守っています。
幼児期は,「小学校での学びの土台づくり」と言われます。土台とは何を指しているのでしょうか。従来の読み書き,計算も大切です。しかし,それ以上に子ども自身が疑問に思ったことや,工夫してみたいことなどを追究しようとする意欲,最後まで頑張ろうとする根気強さ,何度も挑戦する向上心などが「小学校での学びの土台」と言えます。 それらは,子どもに言葉で教えても身につくものではありません。遊びの中でさまざま体験をとおして,「楽しかった」「うまくできた。やったあ」「明日はこれをやってみたい」と,子どもが実感することによって身につくものです。 蒲町こども園は,子どもの気持ちを受け止め,子どものやりたいことを尊重しながら「小学校での学びの土台づくり」に取り組んでいる園です。
園が目指すこと
「うきうき・わくわくタイム」の構成
子どもの立場から(かばっこサイクル)
遊び(実践)の前後にサークルタイム(計画)とリフレクションタイム(振返り)を設けています。
サークルタイムでは各遊び場の紹介,リフレクションタイムでは,iPadで撮った写真や動画を基に楽しかったことや工夫したところなどを子どもが発表しています。園では,この循環をかばっこサイクル(遊びのマネジメントサイクル)として位置付け,子どもたちの対話を大切にしています。
先生の視点から(蒲町サイクル)
園では,子どもの実態に即した保育をデザインし,遊びの記録を基に情報交換を行っています。週ごとの継続的なマネジメントサイクルによって,子どもの実態把握とデザインマップを更新し,創造的な遊びへ発展できるように環境構成を見直しています。
❶ 計画の作成(Plan)
昨年度の実践から,3~5歳児では10エリアの中に常設を含め複数の遊び場を,1・2歳児では子どもの発達に即した遊び場を設けます。先生は,希望や特技を活かし一つのエリアを担当しています。
❷ 実践の記録(Do)
「わくわく・うきうきタイム」を週3回実施しています。子どもの気づき,新たな考えや対話等,学びの姿を写真と文で記録に残しています。
❸ 遊びの姿について情報交換(Check)
週1回,一人一人の子どもがどんな遊びに興味があり,どんなアイディアを出し対話をしていたか,写真や動画を基に情報を共有しています。また,子どもたちにどのような力がついているか「10の姿」の視点から分析し,子どもの学びの姿を把握しています。
❹ 保育デザインマップの改善(Improvement)
単発的で発展性の見られない遊び場について,園内研修で話題にしています。職員間でアイディアを出し合い,保育デザインマップを見直し,子どもの遊びが連続的に発展するような環境構成や道具の準備等に努めています。
一人一人の先生がタブレットを持ち,子どもたちの遊び(学び)の姿を瞬時に記録するため活用しています。また,園内研修はその写真や動画を活用したWeb研修も取り入れ,
大学の先生に助言をいただく機会を設けています。
施設紹介
カメラボタンを押すと、様子がご覧いただけます。
2F
遊戯室
広々とした1・2歳児専用の多目的ホールです。アクティブな活動をする場として活用したり,1・2歳児がおやつ・給食を一緒に食べたりする場としても活用しています。
二階テラス
2階テラスのスペースを広く確保し,1・2歳児が気軽に安全に戸外遊びができる環境です。滑り台・コンビカーで体を動かし,夏には存分に水遊び・プール遊びを楽しんでいます。プランターに野菜を育て,毎日水やりをする姿もあります。
1・2歳児保育室
1歳児クラス・2歳児クラス,それぞれの保育室があり,部屋の仕切り戸は開閉式のため,開放的に使用することができます。冷暖房・床暖房完備で,水道・トイレも設置しています。
ホール
入園式や卒園式,誕生会などの式典や行事を行ったり,体育教室やアクティブエリア,預かり保育の午睡の場としても活用しています。ステージは可動式で必要に応じて設置することができます。天井は高く, 2階まで吹き抜けになっており,開放感あふれる場です。
図書室
沢山の絵本や紙芝居,パネルシアター等があります。1冊ずつバーコードをつけ,保護者への貸し出しも行い,パソコンで管理しています。また,けん玉やこま等伝承遊びのコーナーとしても活用しています。
保育室
どの保育室も広々と,また活動に合わせて空間調整できるよう,ロッカーが可動式になっています。冷暖房・床暖房を完備しています。 水道・トイレを各保育室に設置しています。
園庭
大小の築山や材質を変えた砂場,ビオトープがあり,その周りを囲むように,大型遊具や鉄棒,ジャングルジムなどの遊具を設置しています。また,桜やいちょう,どんぐり,ミカンの木等,昆虫を誘う木々が生い茂っています。
園舎
平成29年に新設し,鉄骨造2階建(耐火建築)です。防犯カメラを設置し,正面玄関はカメラ付インターホン・オートロックにより施錠管理しています。 おもに1階は3~5歳児,2階は1・2歳児の保育室です。
給食室・配膳室
1・2歳児の給食と午後のおやつ(3~5歳児・預かり保育を含む)の献立を栄養士が立て自園調理しています。2階保育室にはDW(ダムウェーダー)を使用して給食を提供しています。また,食器は陶器製品を使用し,“食育”の一環としています。
支援室
かばっこくらぶ(子育て支援グループ)の活動の場として使用しています。 壁を開閉することができ,ホールと隣接し, 室内の広さを調節することができます。
畑
園舎東側にあり,学年ごと観察教材の野菜や草花を植え,生長を楽しみにしています。虫取りをするには魅力的な環境です。
築山
砂場
大型遊具
1F
園の運営方針
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学校法人七郷学園の理念に基づき,就学前の教育・保育を発達段階に応じて実施します。
遊びや活動を通して総合的に学ぶ環境の中で「明るく元気な子ども」「思いやりのある子ども」「よく考え行動する子ども」の育成を目指します。
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地域の子どもたちの健やかな育ちを実現することを目的として,子育て家庭を対象にした支援を実施します。
子ども一人一人の発達に即した教育・保育の大切さを保護者と共に考えながら,子育ての喜びが実感できる支援を行います。
七郷学園基本方針
- 子どもにとって通いたくなる園
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- 遊びや活動するのが楽しい園
- 自分のよさを発揮することができる園
- 自分のことを理解してくれる園
- 保護者にとって信頼できる園
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- 子どもの成長が実感できる園
- 子どもを第一に考えてくれる園
- いつでも相談ができる園
- 地域にとって期待できる園
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- 子どもの様子を地域に伝える園
- 地域と共に教育・保育活動ができる園
- 地域に貢献できる園
- 職員にとって働きがいのある園
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- 声をかけ合い助け合い人間性を高めることができる園
- 教え合い学び合い資質や能力を高めることができる園
- 課題を的確に把握し組織として対応できる園
学園の歴史
昭和 | 32年9月 | 七郷学区就学児童のため幼児学級開設 |
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52年4月 | 学校法人七郷学園七郷幼稚園開園 | |
53年4月 | 六丁目幼稚園開園 | |
57年4月 | 蒲町幼稚園開園 | |
平成 | 19年5月 | 創立50周年記念式 |
22年3月 | 六丁目幼稚園閉園 | |
29年3月 | 蒲町幼稚園廃園 | |
29年4月 | 幼保連携型蒲町こども園開園 |